3.【デジタル遺言】デジタル形式で作成する遺言書(4)

デジタル遺言

【3-4のコラムのポイント – 30秒で読む】
デジタル遺言書サービスの賢い活用法。
「下書きツール」として活用:①アプリで気軽に作成開始、②何度でも修正して内容を固める、③最終的に紙に書き写して自筆証書遺言にするか公正証書遺言として正式作成。
家族とのコミュニケーションツール:草案を家族に見せて事前相談。死後のトラブル防止に効果的。ただし「下書きで正式な遺言書ではない」ことを明確に伝える。
エンディングノートと併用:デジタル遺言アプリで財産分配を整理、エンディングノートでデジタル資産情報・パスワード・葬儀の希望などを記録。包括的な終活準備が可能。

3-4. デジタル遺言書の賢い活用法

それでは、現状でデジタル遺言書作成サービスをどのように活用すればよいのでしょうか。

「下書きツール」として最大限活用する

最も現実的な活用法は、デジタル遺言書作成サービスを「下書き作成ツール」として使うことです。

  1. まずはアプリで気軽に作ってみる 遺言書を書くのは気が重いものですが、アプリなら通勤時間などに気軽に始められます。質問に答えていくだけで、自分の財産や家族のことを整理できます。
  2. 何度でも修正する 人生の変化に応じて、内容を何度でも更新しましょう。アプリなら修正は簡単です。この段階では、まだ「草案」なので、気軽に試行錯誤できます。
  3. 内容が固まったら正式な遺言書に 内容に満足したら、それを紙に書き写して自筆証書遺言にするか、公証役場で公正証書遺言として作成します。

家族とのコミュニケーションツールとして

デジタル遺言アプリのもう一つの活用法は、家族とのコミュニケーションツールとしての利用です。

アプリで作成した内容を家族に見せて、「こんな風に考えているんだけど、どう思う?」と相談することができます。遺言は本来、遺言者が一方的に決めるものですが、事前に家族と話し合っておくことで、死後のトラブルを防ぐことができます。

ただし、内容を見せる際は、「これはまだ下書きで、正式な遺言書ではない」ことを明確に伝えておくことが大切です。

エンディングノートとの併用

デジタル遺言アプリは、エンディングノートと併用すると、さらに効果的です。

エンディングノートには法的効力はありませんが、デジタル資産の情報、パスワードの保管場所、葬儀の希望、家族へのメッセージなど、遺言書には書けない様々な情報を記録できます。

デジタル遺言アプリで財産の分配を整理し、エンディングノートでそれ以外の情報を記録する。この組み合わせで、包括的な終活の準備ができます。

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