
3-4. デジタル遺言書の賢い活用法
それでは、現状でデジタル遺言書作成サービスをどのように活用すればよいのでしょうか。
「下書きツール」として最大限活用する
最も現実的な活用法は、デジタル遺言書作成サービスを「下書き作成ツール」として使うことです。
- まずはアプリで気軽に作ってみる 遺言書を書くのは気が重いものですが、アプリなら通勤時間などに気軽に始められます。質問に答えていくだけで、自分の財産や家族のことを整理できます。
- 何度でも修正する 人生の変化に応じて、内容を何度でも更新しましょう。アプリなら修正は簡単です。この段階では、まだ「草案」なので、気軽に試行錯誤できます。
- 内容が固まったら正式な遺言書に 内容に満足したら、それを紙に書き写して自筆証書遺言にするか、公証役場で公正証書遺言として作成します。
家族とのコミュニケーションツールとして
デジタル遺言アプリのもう一つの活用法は、家族とのコミュニケーションツールとしての利用です。
アプリで作成した内容を家族に見せて、「こんな風に考えているんだけど、どう思う?」と相談することができます。遺言は本来、遺言者が一方的に決めるものですが、事前に家族と話し合っておくことで、死後のトラブルを防ぐことができます。
ただし、内容を見せる際は、「これはまだ下書きで、正式な遺言書ではない」ことを明確に伝えておくことが大切です。
エンディングノートとの併用
デジタル遺言アプリは、エンディングノートと併用すると、さらに効果的です。
エンディングノートには法的効力はありませんが、デジタル資産の情報、パスワードの保管場所、葬儀の希望、家族へのメッセージなど、遺言書には書けない様々な情報を記録できます。
デジタル遺言アプリで財産の分配を整理し、エンディングノートでそれ以外の情報を記録する。この組み合わせで、包括的な終活の準備ができます。


